０８年３月東京地裁で和解（共同通信の配信記事から）


長男襲撃事件で和解　溝口さんと山口組系組長ら

　ノンフィクション作家溝口敦さん（６５）の長男（３５）が指定暴力団山口組系元組員らに襲撃された事件をめぐり、溝口さんと長男が、実行グループ３人と上部団体の山健組組長ら２人の計５人に総額約７２００万円の損害賠償を求めた訴訟は１０日、東京地裁（菅野雅之裁判長）で和解した。

　原告側代理人によると解決金として、組長ら２人が連帯して５００万円、実行グループ３人が連帯して２０万円を支払うことなどが和解条件。

　このほか（１）組長ら２人は深く遺憾の意を示し、市民の平穏、安全な日常生活継続や自由な言論活動の保障の実現に向け、組織の長として構成員を適切に指導することを確約する（２）３人は溝口さんの言論活動を妨害しようと事件を起こしたと認め、謝罪する‐ことなども盛り込まれたという。

　２００８年３月１０日　２０時４３分　共同通信