民暴の戦慄の実態!企業舎弟の恐怖の正体!命がけで暴力団を追い続けている筆者が、全データを叩き込んだ迫真の暗黒小説傑作! 新鋭特別書下ろし第一弾!
1992年4月30日刊行 光文社カッパノベルス 定価740円
東京・京橋のパチンコ店へダンプが突入し店を破壊。同時刻、店主 角川孝(かどかわたかし)は自宅から誘拐された。大阪を本拠地とする組織暴力団の雄・九頭龍(くずりゅう)会が背後にいた。
関東最大の暴力団・大和会理事長 江田晋(えだしん)は、不動産会社も経営する経済ヤクザで“民暴の帝王(さそり)”と呼ばれていた。金融界の合併問題、ゴルフ場開発など不動産がらみの問題に、彼は闇のフィクサーとして辣腕(らつわん)をふるっていた。その江田にとって京橋の事件は大和会に対する九頭龍会の挑戦と思われた。九頭龍会を叩く好機とみた江田は、頭脳と暴力で先制攻撃に出たが……!?
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