生贄の祀り 謀略ハード・サスペンス

政治家と宗教の“黒い絆” たった一枚のスキャンダル写真が「事件」の始まりだった……。

1994年9月25日刊行 カドカワノベルス 定価720円

 次期総理の椅子を狙う青木英法(ひでのり)前外相が素っ裸で女とふざけるスキャンダル写真が写真週刊誌に掲載された。発売直後,編集次長の室田正生(まさお)に一本の電話が入り,「誰かが殺される…」との予告があった。不透明感が漂うなか、横浜の街はずれの田んぼの中で、無残な若い女性の全裸死体が発見。下腹部には謎の傷あとが刻まれてあった。

そして― 真相を追うなか新興宗教「丹寅真教(たんとらしんきょう)」の妖しい儀式の存在が……。

政治と宗教の“黒い絆”をクローズアップした謀略ハード・サスペンスの傑作!