404)ジャパンライフ2100億円 オレオレ詐欺301億円で半グレの嘆息(20年10月5日)


 半グレ集団が今、はかばかしいシノギを見出せずにいる。金インゴット密輸に続く次のシノギがないというのだ。語るのはオレオレ詐欺からこの道に入った10年来の中堅Aである。

「金の密輸は国から消費税を横取りするわけだから、いわば被害者なき犯罪です。一般人を誰も泣かせず、理想のシノギだった。

 しかも去年、消費税が10%に上がり、その分、利幅が増えた。しかし逆に税関のチェックが厳しくなり、罰則も強化された。一度摘発を受けると、回復不能なダメージをかぶる。

 オレオレ詐欺はまだまだやれるけど、このところ暴力団が参入して、めったやたら草刈場を荒らしてくれる。おかげで年寄りが警戒し、神経を尖らせている。やはりやりにくくなりました」


 たしかに暴力団も特殊詐欺に手を出し、被害者が暴力団トップに損害賠償を求める裁判が各地で起こされている。組長の「使用者責任」を特殊詐欺事案にも援用しようというのだ。これには暴力団トップも音を上げ、組員は特殊詐欺に手を出すなと通達を出すほどだ。

「オレオレなどの特殊詐欺は暴力団にも荒されている。しかし俺たちには目が覚めるような次のシノギがない。仮想通貨もパッとしないし、危険ドラッグは過去の話だし、今は完全にネタ切れです」(A)

 最近スマホをいじっていて目につくのがアマゾンや楽天市場、都市銀行などをかたったインチキメールである。しつこく暗証番号などを記入させようとする。あれは半グレの仕業ではないのか。

「あーいう面倒なくせに、いくらのカネにもならない仕事はしません。メールの文面を見れば、日本で使わない漢字が使われていたり、ちょっと日本語をかじった中国の不良がやってることと分かる。

 だけどショックなのは桜を見る会のジャパンライフ元会長・山口隆祥ですよ。家庭用磁気商品の販売預託商法で1万人から2100億円を騙し取った。俺たちが去年、汗水垂らした特殊詐欺の被害額がわずか301億円だったと警察庁が発表している。

 半グレが束になっても山口隆祥の稼ぎの7分の1。俺たちもオレオレ詐欺だ、特殊詐欺だとケチなことは言わず、何か仕掛けをつくって詐欺の本チャンをやった方がいい。全然、割に合うぜと話題になってます」(前出のA)

 コロナがらみでは、持続化給付金の不正受給や、もらった人からの横取り詐欺がニュースになっている。が、これも半グレたちの詐取する額が100万円前後だから、大きなシノギにはなりそうにない。
 コロナによる逼塞で半グレもヤクザも一般人もどん底の悲哀を味わっている。涼しい顔は税金で飯を食い、公金を横領する奴ぐらいか。