359)急浮上している山口組三派再統合の行方 キーマンは“任侠”織田代表 8月21日「正式決定」の情報も飛ぶ(18年8月20日)


ヤクザ世界は8月が夏休みだが、ここに来てにわかに分裂した山口組3派の再統合話が飛び交い始めた。私のところにもまず15日、弘道会にパイプを通じる東京の事業家から一報が入った。

「昨日、任侠山口組が六代目山口組と合併する話がまとまった。織田絆誠代表が率いる任侠山口組全体が戻る。任侠には六代目山口組から処分された者などもいるが、それらはそのまま黙認され、なんら変更なし。現状のままで六代目山口組に戻る。よって任侠山口組は六代目山口組の中で最多の組員を擁する直系組になる。来週、20日からの週に正式発表される」

 週刊誌編集部も警察の情報係も今や必死に情報集めに走っている。警察情報では「20日に六代目山口組の執行部会が開かれ、21日、大安の日に正式決定」と唱える向きさえある。

 だが、種々調べたところ、こうした情報はどれも先走り気味のようだ。六代目と任侠の間で合併する話は6月から始まっていたが、「両者の間でまだ結論は出ていない」が正確らしい。

 他方、神戸山口組と任侠の間でも統合話が持ち上がっている。神戸山口組の幹部が言う。

「7月に神戸は六代目と任侠の統合話が進んでいることを知り、そのまま放置すれば神戸だけが沈んでしまうと、入江禎副組長や池田孝志最高顧問が危機感に駆られた。が、6代目より前に任侠と再統合できれば、まだ敗色を拭って巻き返せると、任侠に再統合への働き掛けを始めた。

しかし、7月27日に開かれた執行部会で井上邦雄組長と中田広志山健組組長が任侠との再統合に反対し、頑として譲らなかった。もう意固地になっている。

では、統合以外に代案があるかといえば、まるでない。やっていることは健竜会組員を中心にネットで任侠のデマ情報をアップさせるだけ。

だから今、神戸の良識派幹部が考えていることは任侠と六代目が統合した後、井上派を除く神戸が任侠に合併してもらうことだけ。任侠に対して安めを売ることになるが、大将の井上さんが判断力を失っているから、どうしようもなく、井上さんには沈没してもらうしかない」

 今後、3派の統合がどう進もうと、任侠の織田代表が統合話のカナメに座り続けることは間違いない。当初、織田代表は6代目山口組との統合ばかりか改革も主張していたが、それは統合を果たしてから改革するという順番になる。織田代表は改革を主導するため、相当の地位で六代目山口組に迎えられると観測される。