334)半グレ集団が任侠山口組に寄ってきている(18年1月29日)


 警察もまだ把握できていない最近の傾向として、これまでヤクザ集団に興味を示さなかった東西の半グレ集団が任侠山口組に興味を示しているという。

 任侠山口組が唱える「組員を型にはめない」、「組員からカネを吸い上げない」、「山口組をただす」などといった主張が半グレの20、30歳代には茶髪OK、自由な服装ってのがいい、組に縛ろうとしないのがいい、大山口組を相手にカッコいいなどと、プラスに受け取られているらしい。

 任侠山口組の幹部が説明する。

「発足して9カ月、今までの経過を見てきて、どうも任侠が言っていることは口だけじゃないようだ、実践している、と浸透してきた。今までヤクザにそっぽを向いていた半グレたちが水面下でうちに寄ってきてるんです」

 任侠山口組は22日、神戸山口組で顧問だった奥浦組舎弟の山下組・山下憲生組長を舎弟に迎え、同じく神戸山口組で顧問だった奥浦組若頭補佐、山本会の山本一守会長を直参として迎えた。

 また神戸山口組系山健組の直参だった絆清連合・金原清士会長を直参として迎えている(同時に絆清連合は絆清会と改称)。

 神戸山口組から任侠山口組への異動が目立っているが、

「事実、これで神戸に残った奥浦組は30人前後。これからはちょっとやっていけないんじゃないか。

 また山健組からの絆清会は本拠地が埼玉なんですが、一名『金原軍団』といいまして、テキヤ中心に30人前後。北関東から福島まで勢力を伸ばして、全体では80人前後いる。

 この金原は先週6代目山口組から任侠に移った元落合金町連合の草野一家・草野世督総長と兄弟分です。埼玉には健國同志会もあるし、ばっちり地域を固めた上、最近は半グレの若者が『神戸がダメってことがようやく分かった』などと、任侠に寄ってくれてます」

 地域に半グレグループがいるとして、後ろ盾がほしくなった。で、任侠に加わるとなれば、月の会費がグループ全体で10万円以下。リーダーが10万円を出すか、グループ員全体で10万円を割るか。

 なるほど。たしかに低廉な会費が魅力になりそうだ。これまでヤクザと知り合うと、たかられ、むしられるだけ。損する一方だからと大多数がヤクザを敬遠していた半グレだったが、図らずもヤクザと半グレが結びつく可能性が出てきた。これが一般国民にとって凶と出るか、吉と出るか、まだ判断は難しい。