320)安倍vs小池 勝手にやればというケンカの楽しみ方(17年10月2日)


 安倍自民、小池希望の党、前原民進党の三者が総選挙でいかに損を少なく、大きく得を取るか、激しい茶番を演じている。

 保守と保守、右翼と右翼がぶつかって、どっちがいい保守、どっちがいい右翼という話だから、リベラルを自任する者としては「勝手にやれば」と心底ゲンナリする。

 だが、愚者は愚者なりに考えているもので、中に真偽は不明なものの、聞き捨てならない情報も飛び交っている。

 自民党筋が語る。

「安倍が9月28日、北に拉致された被害者の家族を官邸に招き、横田めぐみさんの母親、横田早紀江さんなどと話し合いの場を持った。これは北が拉致被害者を帰すといえば、選挙期間中でも北に飛び、連れ帰る用意です。

 これで国民をわーっと湧かせ、小ざかしい小池や希望の党などを吹っ飛ばす。自民圧勝というストーリーです」

 トランプ米大統領が先月19日、国連総会で演説したが、その中で横田めぐみさんの拉致にも触れた。これは再三安倍がトランプに懇願、北に接触することのお許しを願って、ようやく手にした米の承認印だった。それまで米は安倍に「余計なことはするな」と撥ねつけてばかりだったいう。

 安倍はプーチンにも働き掛け、ほぼプーチンから「北には拉致被害者を帰すと約束させる」という保証を得たという。プーチンの保証が付くなら、安倍は勇躍、北に飛ぶ段取りである。

 また小池百合子は自民党と公明党の間にくさびを打ち込む腹を固めたとされる。

「公明党が自民にくっついて離れず、四の五の言うようなら、『よもや東京都が創価学会に影響力を持っていることをお忘れなのでは。創価学会本部の警備などを含めて、都はいろいろできます』とやる。スネに傷がない創価学会、公明党ではないから、これにはグーの音も出ません」(前出の自民党筋)

 なるほど。それぞれに喧嘩の仕方は考えるものである。また安倍のほんとの敵は清和研(旧清和会)だという説も流れている。

「清和研で安倍を支持している者はごく少数だから、安倍の三選などは許さない。そのための細工は簡単で、比例では有権者にこっそり『希望の党』と書かせる。たちまち20数人が落選です」(自民党秘書)

 安倍は自民党内でも嫌われている。病膏肓の民進党と併せ、せめて吠え面をかかせたいものである。それぐらいの楽しみは許されるだろう。